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私のウェブサイトにようこそ。臨床心理士の二宮祐子です。

心理療法は日本人にはまだ敷居の高いもののようです。体の不調があるとき、私たちは気軽にマッサージに行きますが、心の不調があるとき、それは多くの場合見過ごされてしまいます。自分がふと感じていることを口に出して語ることで、滞っていた自分の生活に変化が起きていきます。自分を見つめるそんな時間を定期的に持つこと、口に出せなかったことを少しずつでも語っていくことで、振り返られることのなかった自分の側面に気づいていきます。

現代の生活リズムはとても早く、毎日の生活に追われ、ストレス源も多く、自分の心の声に耳を傾けることは忘れられがち。心の疲れや不調は、うつや不安、いらいら感、パニック、不眠、過食、慢性的な体の不調、インターネット依存といったさまざまなかたちをとって現れます。

心理療法の場では、そのような心の状態に目を向けていきます。人はそれぞれ生まれ育った環境の中で、心の痛みを感じないように、自己防衛のパターンをつくっていきます。それが時が経つとともに、頑な性格パターンとなり、ストレスや人生上の制御し難い出来事とも相まって、さまざまな心の硬直状態をつくっていきます。自分の心の中の思いを語り、抑え込んでいた感情に気づいていく作業により、複雑に絡みあった機能不全の思考回路が整理されていきます。抑圧されていた怒りや悲しみが徐々に解放され、生きていく力が再生します。

日本では我慢することが重要視され、弱音を吐かず、本音や恥を隠して、良い自分を装い、やるべき義務をこなしていくことが求められます。そのような条件づけから、切り捨てられたり、顧みられることのなかった自分の部分を見ていくことで、新たな自分を生み出していくことが可能です。心は見えないからこそ、特別な時間をとって向き合っていく、そこから新しい自分の人生が始まります。

海外に住む日本人
新しい国に移住しその文化に適応していくことにはさまざまな困難がともないます。言葉の壁は大きく、文化の違いによる摩擦や誤解も頻繁に起こります。インドからの移民である精神科医アクター博士は「移民はどんな好条件のもとに行われてもそれはトラウマであると言える」と語っています。母国語や母国の文化、母国で育まれたアイデンティティの一部を放棄し、移住先の文化を受け入れることには痛みや混乱がともないます。心理療法の場では、その心の痛みに目を向け、アイデンティティの分裂を修復し、心の再生と自信の回復をはかります。

興味のある方、何か質問のある方のために、無料のコンサルテーション(15〜20分)を電話にておこなっています。どうぞお気軽にご連絡ください。

Who I Help

相談内容

言語、文化、生活習慣の違いによるストレス、適応性障害
うつ、不安障害、パニック障害
虐待、精神的トラウマ
孤独感、疎外感、自信喪失
人生の転換期(転職、失業、結婚、離婚等)
家族や配偶者との死別
パーソナリティ障害
カップルや家族のコミュニケーションや関係性の問題
病気や慢性的な体の痛み
ストレス性疾患
創造性、自尊心、自己実現

心理療法の過程では、さまざまな心理的抵抗が出てきます。そのようなときこそ、セッションに来て、その気持ちをセラピストに話してください。大事な何かがそこから見えてきます。突破口が開けてきます。毎週来談する心理療法の意味がそこにあります。突破した時には、心が軽くなり、安堵感を感じることができます。そのような過程をいくつもくぐり抜けて、自分の変革が進みます。

How I Work

提供する心理療法
分析的心理療法を軸に、以下の治療方法を、それぞれのクライアントの方の症状、治療プロセスなどに応じて提供しています。

ライヒ派性格分析
どんなふうに心の痛みを感じないようにしているのか、自己防衛のパターンを見ていきます。顔で笑って心で泣いてというおなじみの文句、笑顔をつくって、本来の表情を隠すというのも防衛のひとつです。心の痛みを感じないようにする習癖を続けることで、自分の本当の感情から切り離されていきます。

ライヒ派ソマティックセラピー
心の防衛パターンは私たちの身体にも反映しています。怒りを抑え込み、悲しみを感じないように、私たちは体の筋肉を使って、幼少期より感情の抑圧をしていきます。ライヒ派のボディーワークは、心理的問題が原因で起こるさまざまな身体症状に有効です。

ユング派心理療法と夢分析
夢のワークは、心の深層に通じていくための重要な方法です。ユングは、本当の自分に目覚め、それを実現していく過程を個性化と呼びました。あなたの夢が、夢の言語であるシンボルやイメージを通して何を語っているのか見ていきます。

多様性
現代の文化は多様な人間の在り方をつくっています。人種、文化、性の多様性、移民など、それぞれのクライアントのユニークな多様性を尊重し、心理的葛藤を解消し、多様性の統合、ハイブリッドアイデンティティの確立を目指します。

カップルセラピー
言葉の問題、人種や文化の違いから、人間関係に、日本では体験しなかったような困難が生じることがあります。人種や文化の違う相手とどのように折り合いをつけ、関係を構築していくのか。自分が小さい頃から教え込まれた習慣や価値観に気づき、違う価値観や見方を受け容れる訓練をします。それは相手の話に耳を傾け、相手の立場を理解しようと試みるディープリスニング・エクササイズです。この訓練とともに、どのような状況で関係がこじれるのか、互いの堪忍袋の尾が切れるのか、文化の違い、性格の違い、生い立ちの問題を通して見ていきます。

About

臨床心理士 二宮祐子

サンフランシスコにて心理療法のオフィスを開業し、個人(大人)並びにカップルや家族に心理療法を提供している。

精神分析、心身相関の考えのもとに感情抑制パターンと身体のつながりを見ていくライヒ派性格分析、イメージや夢を扱うユング派心理療法を軸に、古い自己のパターンに気づき、本来的な自分を呼び覚ますための心理療法をおこなう。他国への移住にともなう精神的ストレスや心理的障害の専門家。人種や文化の違いから生じるカップルや家族の複雑な問題も取り扱う。Orgonomic Institute of Northern Californiaより、オルゴノミスト(ライヒ派性格分析とソマティックセラピー)の資格を取得。

ライセンス
サイコロジスト カリフォルニア州ライセンス番号PSY29076

資格
Orgonomic Institute of Northern Californiaより、ライヒ派性格分析家(オルゴノミスト)の資格を取得。
California Pacific Medical Center Institute for Health & Healingより、イメージ療法並びに芸術療法の統合医療修了証書を取得。

大学院
California Institute of Integral Studiesより臨床心理学博士号並びに修士号取得

クリニカルトレーニング
Orgonomic Institute of Northern California, Mill Valley, California
Richmond Area Multi-Services Inc (RAMS), San Francisco, California
Access Institute for Psychological Services, San Francisco, California
California Pacific Medical Center Institute for Health & Healing, San Francisco, California
Citywide Case Management, Department of Psychiatry, University of California, San Francisco

臨床心理士会員
San Francisco Psychological Association

Rates & Insurance

料金
個人セッション                   55分 $220
カップルまたはファミリーセラピー 55分 $220

保険
以下の保険を現在受けつけています。
Aetna
Kaiser (Northern California)
Medicare (with supplemental insurance)

上記の保険をお持ちでない方には、毎月スーパービルをお渡ししますので、あなたの保険会社にそれを提出し、リインバースメントを請求してください。

Pretax Medical Saving Account (MSA, HSA)の利用も可能ですので、お問い合わせください。

Office Location

サンフランシスコ マーケットストリート オフィス
870 Market Street, Suite 907, San Francisco, CA 94102
(Market & Powell)

(415) 682-4525

テレヘルス ビデオ オフィス
現在ほとんどのセッションをオンラインでおこなっています。
対面のセッションをご希望の方はその旨お知らせください。

Contact Dr. Ninomiya

以下に必要事項を書き込み、送信をクリックしてください。すぐにこちらからご連絡します。守秘義務の観点から、個人情報は書き込まないようお願いします。

    名前 (必要)

    メールアドレス (必要)

    電話番号

    題目

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    Practice Policies

    心理療法の期間
    クライエント方の症状の程度、心理療法を受ける目的により期間も変わってきます。短期の心理療法(数ヶ月から1年)の場合、症状が軽減し、当初の目標を達成できたとクライエントの方が感じた場合、それが心理療法の終了となります。しかし一時的な症状の軽減や満足感ではなく、より大きな変革やいわば恒久的な変容を自分のパーソナリティにもたらしたいと考える場合、心理療法を長期(1年以上)にわたって受けることをおすすめします。

    セッション
    1回のセッションは55分です。毎週1回来談してください。

    オフィスアワー
    月曜日から金曜日 午前10時より5時まで
    上記の時間外で、平日の夕方のセッションも可能です。

    予約日時の変更、キャンセル、予約にお越しいただけなかった場合
    それぞれのクライアントの方が毎週決められた曜日・時間に来談されますので、もし予約の日時に来られない場合は、最低でも48時間前までにお知らせください。できる限りリスケジュールします。緊急事態を除き、48時間以内の予約変更、キャンセルは、セッションの料金をお支払いいただくことになります。保険にて心理療法を受けている方は、あなたの保険会社が通常支払っている額をお支払いいただきます。もし続けて3回かそれ以上セッションをキャンセルした場合、あなたの毎週の心理療法の予約は取り消されます。

    守秘義務
    臨床心理士は法律により、クライエントの個人情報を漏らすことは堅く禁じられています。ただしこれには例外があります。
    • クライエントが自分自身や他人を傷つける疑いがある場合
    • 子供や老人や障害者に対する虐待が疑われる場合
    以上の場合、臨床心理士は法律により、状況に適切な機関(Child Protective Services、Adult Protective Services、警察、医療関係者等) への報告が義務づけられています。
    • クライアントがある特定の個人や団体への情報開示の書類にサインした場合
    • 臨床心理士が、クライアントに関して、法廷から出頭するように命じられたり、クライアントの個人情報を提出するように求められた場合
    私があなたの治療に関して、他の治療者に相談することがあるかもしれません。その場合にはあなたの個人名や個人を特定できるような情報は省かれますので、あなたの個人情報は100%守られます。

    心理療法の終了
    心理療法をやめたいという気持ちが、治療が完了する以前に出てくることはよくあることです。自分の心を見ていくことには、フラストレーションや心理的抵抗などがともないます。状況がよくなる以前に、つらい局面に遭遇することは多々あります。そのような気持ちが出てきた時は、心理療法をやめると決断する前に、正直にセラピストに自分の気持ちを話してください。その上で、もしやめると決めた場合は、心理療法の経過を振り返りプロセスを終了するセッションを最低でも1回持ってください。